霧島猿田彦神社

猿田彦命様は、天孫降臨のときにこの地方にいらっしゃった国神様で、ニニギノミコト様が高天原から天の八重雲を押し分け押し分けして、お降りになるとき途中までお迎えに行った、道案内をした神様であるといわれているようです。ちゃんとその猿田彦命様の屋敷跡というのもあってとてもリアルなんですね。
霧島東神社の鳥居は、御池のほとりの山中にあります。「神龍の泉」や水神社の「泉隣の社」のある参道を通り抜けていくと御池を遥拝するための遥拝所にもたどりつきます。そのとき、神がかりとはこのことでしょうか、「神門」の前に思わず立ち止まってしまいそうな、そんな気配の場所があるということなんですね。境内に入るとなんとも言い知れないような「ひんやり」とした空気があって、日常の空気とは、一段と違ったそんな不思議な「気」を感じてしまうということでしょう。
猿田彦神社は、おもて参道途中にあります。霧島東神社の拝殿は、拝殿、幣殿、御本殿と火須勢理命(ほすせりのみこと)火明命(ほあかりのみこと)とともに祀られています。境内は神木に包まれるようにして、ひっそりと静まりかえっているようにみえます。
住所は、宮崎県西諸県群高原町大字蒲牟田というところにあります。霧島東神宮から火口湖の「御池(みいけ)」も望めるということで、とても見晴しがいいところです。
猿田彦命巡行祭というものがあって、道案内をされた故事によって祭儀が行われるのですが、それが年4回といいます。猿田彦神社〜野上神社〜大鳥居〜霧島神宮〜労災病院後〜烏帽子岳〜国道223(横岳)〜猿田彦神社までの約20㎞西巡り・東巡りがあるということですね。霧の中を巡行祭の一行が通るのが映画的でとても印象的だということですよ。
猿田彦命という神様は、名前に似つかず背は高く、鼻は長く顔は赤い、そして目は鏡のようにきらめいて光輝く姿で現れて、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)様の道先案内をされた神様だということです。いまでは、旅行安全や交通安全の神様として信仰されているといいます。瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)様は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)の孫にあたる人で、日本がさらに豊で平和な国になるようにと、孫の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)様に日向国高千穂に降りるように命ぜられた神様だということです。それで、天原の稲穂を葦原中国に住む人々の食物として植えられて、稲が豊に実る国となったということです。
猿田彦様に限らず宮崎は神話の多いところなんですが、それで、つい思いだすのが志布志の「ビロウ島」です。そこには、お面が奉納されてあって、それがなんとなくお猿のお面みたいなんですが、なにか関係がありそうで近隣でも歴史のロマンがいっぱいだということもあるのでしょう。
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